わたしがもしいま,iTunes ミュージックストアで曲を購入するなら,プレイフェア(過去記事)を使うことを前提として購入する。使えないのなら,購入しない。インドにまで移住したプレイフェア・プロジェクトをキチガイのように潰したアップルは,もう正気を失っている。
quote:iTunesは同一ネットワーク上の別のパソコンにある音楽ファイルを,ほかのパソコンでストリーミング再生できる機能があり,さらにその音楽ファイルをダウンロードできるMyTunesというソフトがあった。が,アップル社はiTunesをアップデートして,MyTunesを使えなくしたようだ。iTunesをアップデートしてしまうと,もうほかのパソコンの古いバージョンのiTunesからはストリーミングできなくなって,非互換になる。iTunesにはほかにも,ミュージックストアで購入した楽曲のプロテクトを解除するプレイフェアと呼ばれるソフトもリリースされている。
MyTunesを使えなくすることに,そんなに意味があるのだろうか? もともと同一ネットワーク内でしか曲のストリーミングはできず,世界中の誰もがMyTunesを使って,知らないところにある曲をダウンロードできるわけではない。近くのパソコンにあるのだから,そこに行ってUSBメモリにでもコピーするのと変わらない(もちろんソフトイーサを使うと遠く離れたネットワークの音楽ファイルもごにょごにょできるのかな(詳しくないのでわからないです。そんなどぉでもいいことに対処するよりも,今回のバージョン4.5へのアップデートは,プレイフェアでのプロテクト解除をできなくするアップデートがあるのかと思っていた。が,結局ないようだ。
バージョン4.5でもiTunes ミュージックストアからダウンロードしてプレイフェアでプロテクトを解除した音楽ファイルを自由に再生できるようだ。まぁそれができないようにするには,バージョン4.5以上でしか曲を再生できないようにプロテクトを変更する必要があり,MyTunesの阻止と同じように完全非互換にする必要がある。さすがに,そこまではできなかったということか。記事ではレコードレーベルの幹部の考えとして,音楽CDに焼いてMP3とかにすればいいんだからプレイフェアはインパクトのあるソフトではないとしている。でもDVDのプロテクトを解除するDeCSSや,iTunes ミュージックストアのプロテクトを無理やり外せるQtFairUse(過去記事)も開発したヨン・ヨハンセン氏は,わざわざCDを焼いてまたMP3にするのは音質を劣化させる,でもプレイフェアなら音質そのままで時間もわずか1曲あたり数秒ですむ,と云っているという。そりゃ,そうだ。そしてそれでこそ,正しい使い方ができる。
追記。注意
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